【tips】家庭のLANを無線から有線に変更し快適なゲーミング環境を作る

1.WiFiの調子が悪いので状態を把握する

 私の家はマンションなのでWiFiの電波が無数に飛び交っています。中には違法?と思うような強力な出力のWiFiも観測されます。最近はスマホもパソコンもテレビもゲームマシンもすべてがWiFi接続になってきて時間帯によっては接続が不安定になることもあります。

 特に問題となるのは無線LANの基地局(アンテナ)から遠い子局です。リビングの真ん中に基地局を設置していますが、窓際の出窓においてあるAmazon AlexaのWiFiが時々切断する、とか、Robot掃除機の接続が時々切れる、といった事象です。これらはどちらも2.4GHz帯の無線LANを使っているので混雑度合いもすごいです。

 WiFiの場合、同じチャンネルに複数の基地局があると電波の衝突が発生します。そうなると、一定時間後に再送するなどデータ遅延の原因となります。

 これを回避するには、チャンネルを変更して衝突の少ないチャンネルを使用するのが良いのですが、集合住宅では多くの家庭でWiFiを利用しているのでなかなか空いているチャンネルはみつからないことが多いです。

 この例は、私の仕事場の2.4GHz帯の無線LANの例ですが真ん中の7chで飛び出ているのが私の仕事場で使っているWiFiの電波です。このくらい他の基地局との差があると比較的安定して通信できるようです。

 今回は、WiFiの状況把握を行った結果、有線LANを使用することにしました。

2.無線LANから有線LANへ

 有線LANは、無線LANと比べて安定して通信ができるというメリットがあります。

 今回はその中で2箇所の改善を謀るべく無線LANを有線LANに変更することとしました。

 改善を目指すのは、

①テレビ・ブルーレイレコーダー・nasneで構成されるテレビ環境

②PS4・PS5・Nintendo Switchおよびテレビで構成されるゲーム環境

の2つのネットワーク安定性向上です。中心となるのはテレビでテレビ自体もAndroidテレビということでNetflixやAmazon Prime Video、YouTubeなどネット接続が必須になっています。

3.有線LAN化するための資材を調達

 きたなくて恐縮ですが、右の棚の一番下にはブルーレイレコーダーが、その上の棚にはPS4があります。棚とテレビの間にはPS5がありテレビの裏側に電源端子とLAN端子があります。テレビの左にはNintendo Switchがありますが、今回の有線LAN化の対象外としています。

 今回調達したのは、LANケーブル(CAT6)1m×4本と2m×1本、スイッチングハブ、テレビ用HDDです。ヨドバシカメラにて調達してきました。

4.スイッチングハブ

 スイッチングハブは、基本的には24時間電源ONのまま運用することになる想定で、省電力モデルを選ぶこととしました。今回は店頭在庫のI-ODATAETG-ESH08KCMとしました。

 スイッチングハブに接続するのは、(1)有線LAN壁側接続、(2)テレビ、(3)PS4、(4)PS5、(5)ブルーレイレコーダーの5台なので5ポートハブという選択枝もあったのですが、Nintendo Switchをつなごうとすると6台目となるため8ポートハブとしました。昔と違って8ポートハブでも小型化しているので大きさ的にも消費電力的にも問題ない製品が選定できました。

 スイッチングハブは、8ポートあるので何番がどのデバイスに接続されているかわかるように写真にあるようにラベリングしました。こうしておけば後々のメンテナンスが楽になります。

お奨めスイッチングハブ

TP-Link TL-SG105

小型のスイッチングハブとして定番と言えるのがTP-Linkのスイッチングハブです。価格も安くて低消費電力でおすすめできるスイッチングハブです。今回私が導入したI-ODATAのスイッチングハブの方がより低消費電力ですので用途や価格を比較して購入されることをお奨めします。
TP-Link 5ポート スイッチングハブ 10/100/1000Mbps ギガビット 金属筺体 設定不要 ライフタイム保証 TL-SG105(Amazon)

メーカー(TP-Link)の製品ページは以下です。
TL-SG105 | 5ポート 10/100/1000Mbps デスクトップ スイッチングハブ | TP-Link 日本

TP-Link TL-SG105E

さらに管理機能が備わったのが以下のスイッチングハブです。LANでいろいろと試して見たいという方にもお奨めできます。
TP-Link ハブ アンマネージプロスイッチ 5ポート TL-SG105E 10/100/1000Mbps ギガビット 管理機能付 無償永久保証(Amazon)

メーカー(TP-Link)の製品ページは以下です。管理機能のマニュアルも見ることができます。
TL-SG105E | 5ポート ギガビット アンマネージ プロ スイッチ | TP-Link 日本

I-O DATA ETG-ESH08KC

今回導入したI-O DATAのスイッチングハブは以下の製品です。(マグネットなしをリンクしています)
アイ・オー・データ スイッチングハブ 8ポート ブラック|1000BASE-T(GigabitEthernet)対応|省電力機能付|日本メーカー ETG-ESH08KC(Amazon)

5.テレビ用HDDを静音タイプに交換

 今回、テレビ周りの有線LAN化に伴ってテレビ用HDDを静音タイプに交換しました。

 選定したのは、I-ODATAのHDPZ-UT2Kです。静音であること、電源が不要であることから選定しました。SSDも考えましたがコスト抑制の観点から本製品としました。

 上記写真の上にあるのが今まで使っていたバッファローの外付けHDDです。これは仕事でずいぶんとお世話になったHDDなのですが、夜間にテレビの録画予約をしていたりすると「ガリガリ」という音が結構響いていました。耐震対策のジェルをつけてみたりしたのですがあまり効果がなく、今回リプレースすることに。

 実際に取り替えた効果はバツグンです。静かなことに加えて消費電力も減って期待以上です。

I-O DATA HDPZ-UT2K

今回導入したI-ODATAの製品は以下のリンクです。
アイ・オー・データ 外付けHDD 2TB 録画用 トロッカ 静音 コンパクト 静かeco録 4K録画 USBバスパワー対応 日本製 HDPZ-UT2K(Amazon)

6.まとめ

 無線LANから有線LANに切り替えた効果についてです。今のところPS4もPS5もゲーム中にネットワークの問題が発生することはなくなりました。基本的にはテレビの画面が1つなのでネットワークを使うデバイスも1つということで問題が発生する可能性は低いことから安定した運用ができていると思います。

 無線LANから有線LANへの切替は時代に逆行しているようにも見えますが、マンションなど無線LANが混雑している環境ではありだというのが結論です。多少コストはかかりますが、安定したゲーム環境を得る投資としては充分見合っています。無線LANの切断でお悩みの方にはぜひお奨めします。

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