マイナポイントって知ってますか?

 マイナポイントって知ってますか?マイナスポイントではなく、マイナポイントです。
 マイナポイントとは、マイナンバーカード普及のために、消費者還元事業の後に実施される国の事業です。
 マイナンバーカード1枚について、ひとつのキャッシュレス決済サービスを選択し、そのキャッシュレス決済サービスで使った金額の25%が還元されるという事業です。還元額の上限は5,000円となりますので、最大20,000円の買い物が対象となります。
 期間は、2020年9月1日~2021年3月31日までです。
 未成年者は、法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスをポイント付与対象として申し込みできますが、成人の場合は、某かの本人名義のキャッシュレス決済サービスを用意しておく必要があります。どのキャッシュレス決済サービスが対象になるかは公式ホームページで確認が必要です。
 また、これは最大現金5,000円がキャッシュバックとは限らず、当該のキャッシュレス決済サービスによって異なるようですので確認が必要です。
 と、ここまで書いてきて思うのは、ITリテラシーの高い人たちには何てことない作業になりそう(?)ですが、IT苦手という人たちにはとても敷居の高い作業になりそうだということです。もし、誰かに手伝ってもらおうとしたら、手数料5,000円では割りに合わないでしょう。それを考えると、どういう人を対象にこのキャンペーンを行うのでしょうか。すでにマイナンバーカードを持っている人に5,000円配りますではなさそうです。マイナンバーカードを持っていない人たちに持ってほしいからやるキャンペーンなのでしょう。だとしたら、当該期間にマイナンバーカードを新規取得した人には割り増しで還元するなどして取得推進するのが良いのではと思います。そして、マイナンバーカード取得支援サービスやマイナポイント申請支援サービスなどを支援施策として実施するなどすればもっと良いと思います。
 こういったキャンペーンを実施するなら、もっと頭を使って、ITリテラシーが高くなくても簡単に使えるようにしないといけないですね。ガンバレ。
 私は、あまり手間がかからず申請できそうですが、遠くに住んでいる私の親兄弟は、結構苦労しそうだなと思います。それを私が手伝おうとすると、交通費だけで足が出ます。リモートで手伝えるような環境を持っているなら最初から手伝い必要ないでしょうし。
 マイナンバーカードは、デジタル立国のために必要なインフラの一つになれる可能性を秘めているのですから、総務省の方々も本気になって施策を考えて欲しいものです。この程度の施策は、単なる雇われサラリーマン的発想で、国を良くしようという意欲にあふれる官僚が考えたとは思えない施策です。あと少し頑張ってください。
 日本の生産性を向上させましょう。
 Let’s, Improve the quality.
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