1.やれと言うだけではダメ
本気で携帯電話料金を下げようという気があるのでしょうか?通信事業者に圧力をかけるだけではダメです。制度設計に手を入れて過剰な料金請求ができない「仕組み」を作り上げる必要があるのです。
どうすれば、携帯電話料金値下げが実現できるのか? – ケータイ Watch
2.重複する設備投資を抑制せよ
携帯の料金を下げるには、各社を分離する必要があるでしょう。今のように、3社(4社)でインフラを作っていたら重複した設備投資になってしまって重複した設備投資の分は高いままなのは必然です。
インフラを構築・保守・運用する会社を1社に統合して基地局を1つにまとめる。バックボーンも1社にまとめるようにすればいいのです。大NTTの復活か?と思われるかもしれませんが。
各社は、営業会社としてMVNOをやればいいのです。
3.エネルギー業界を見習え
電力やガスの自由化っていうのは、そういうやり方をしてます。配電線やガス管を2社も3社もが作って「うちの電気の方が品質がいいです」「ガスの品質がいいです」なんて競争はしていません。
もはや、携帯電話の技術は携帯電話会社は開発してないので買ってくればいい。そしてそれをみんなで使えばいいわけです。土管屋を一つ作ればいい。
4.陰で儲けている人たちがいる
そうならないのは何故なんだろう?と思いませんか。みなさん騙されてはいけません。そういう過剰な投資で儲けてる会社や関係者が沢山いるのです。国民が気がつかないように別なところに目を向けさせようとしているのです。おこぼれで食っているような企業は淘汰されて新たな事業へ力を向けるようにしなくては国力も落ちるばかりです。本来コモディディ化したインフラは国内競争は必要なく国外(国際的な)競争に向けて力を蓄積する必要があるのに、です。
事はそんな単純にはいきませんが、エネルギー業界でできていることが通信業界だとできないなんてことはありません。周波数割り当てをどうするかなどはいくらでも方法はあります。要は制度設計をどうするかだけです。
5.第三者による監査を厳格に
過剰な設備投資を抑制して第三者の監視機関の目を光らせることで消費者への還元を図るというのが基本的な考え方だろうと思います。
ブヨブヨに肥大化した通信事業者をダイエットさせてスリムな携帯電話料金を実現しましょう。