一人起業の会社とは言え、データの管理はちゃんとしないといけません。個人向けのサービスをそのまま使うには危険がつきものです。そこで今後、一人から二人と人が増えた場合も考えて会社のインフラをどうしようか調査しました。
少人数の企業で、イントラネットを構築しファイアウォールで防御などどいうのはそもそもありえなく、クラウド利用が前提でしょう。そうなるとGoogleのGSuiteかMicrosoftのOffice365のどちらかを使うのが良さそうです。
料金的には、GSuite Businessが1,360円/月、Microsoft 365 Business Standardも1,360円/月で同額です。利用できる機能はほぼ一緒なのですが、Microsoftの場合、Officeアプリが使えるのがビジネス上はうれしいところです。Googleの場合は、GmailやGoogle Carendarを始めとしたGoogleのサービスとの親和性が売りでしょう。
Microsoftは、アプリのみの提供もしており、Microsoft 365 Apps for Businessが900円/月となっています。Googleのサービスを利用しながら(例えば、マーケティングやプロモーションをYouTubeやAdSense、Analyticsなどと統合して使う、など)MicrosoftのOfficeアプリを使いたい場合は、GSuite+Microsoft 365 Apps for Businessの組み合わせが一番良さそうです。
「じゃあ、今回はその組み合わせで」、と思ったのですが実は、Microsoft 365には一つからくりがあって、個人でMicrosoft 365 Personalを契約している場合、商用利用が可能となっています。そのため、一人起業の場合は、そのライセンスを使えば、新たに法人として契約しなくとも利用可能です。ということで結果して、GSuiteだけ契約すれば良いことになりました。二人以上になった時には、Microsoft 365 Apps for Businessを契約することになるでしょう。
(参照)
【笠原一輝のユビキタス情報局】なぜ日本のMicrosoft 365 Personalは高いのか? 個人/法人で買うべきOfficeをアドバイス – PC Watch
GSuiteでは、Basicが680円/月、Businessが1,360円/月となっていますが、ドライブの容量の違い(30GB、1TB)とVaultが使えるかどうかが大きな違いです。やはりVaultが使えると記録保持ができ、監査に耐えうるというのが良いです。個人情報管理の必要が出た場合などは必須でしょうね。
GSuiteを使ってできることはたくさんありますが、今後、使いながらレポートしていきたいと思います。